​令和4年4月14日

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シニア 健康講座 in しらさぎ高齢者会館

​テーマ 『新型コロナウイルスのこれから』

今年もなお皆さんの関心ごとは「新型コロナ」です。

最初に主催者の方から

「スペイン風邪は3年で収束しているのに、コロナはこのままでは3年で終わりそうもない、

一体どういうことなんだ」との質問がありました。

このことをどう考えていけばよいのでしょうか。

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オミクロン株はデルタ株に比べ人体に侵入しやすく潜伏期間が短くなったこともありますが、

ワクチン接種を行っていることもあり軽症者が多くなりました。

そのことが爆発的な感染者の増加をもたらしました。

特に子どもや若年層は感染したことに気づかずに行動し多くの人に感染させてしまいました。

感染症の致死率の高さは感染拡大をさせない要因となります。

スペイン風邪の時代は戦争の最中で、感染対策など行えないのでどんどん感染し、
治療もほとんど行えず栄養状態も悪いので患者はバタバタと亡くなってしまいました。
それでも収束までに3年を要しました。

もっと致死率が60%以上と言われている鳥インフルエンザはパンデミックを引き起こしていません。

水際対策は感染爆発を遅らせることができますが、
1月頃急増していた諸外国の後で、やはり日本でも第6波が起きたように、
ウイルスを完全に防ぎきることはできません。

既にかかった人は当分の間感染しないので、感染者の少ない所では忽ち感染が拡大します。

今後地方で感染者が増加しそうなのも同じ理由です。

ただしオミクロン株では、デルタ株のように入院待機中に自宅で亡くなってしまうようなケースは少なくなりました。

潜伏期間も重症化までの期間も短縮し、発症から7日後には人に感染させることは
極めて稀となるウイルスに変異していたのです。

新しいワクチンの開発も進んでいるでしょうが、数か月で抗体価が低下し、
ウイルスが次々と変異することもありワクチンで流行を収束させることは
まだできそうもありません。

また、感染者の多い東京でも集団免疫には程遠い感染者の割合です。

もうしばらく流行が続くと思われます。

ウイルスの変異に応じた対応が求められます。

感染のスピードが増しているのですから、より素早い対応が肝要です。

また重症化しないのに隔離目的で入院して、

歩けなくなったり口から食べられなくなるといったことは避けたいところです。

本当に入院が必要な患者の病床は確保しなくてはなりません。

まだ決め手となる飲み薬がなく、怯える程ではなくなってきましたが、

かかっても大丈夫な病気になった、とは言えません。

やはり従来通りの感染対策を続けていきましょう。